工房を開いて10年になります。簡単に振り返ってみます。
工房を開いてすぐ腎臓結石が悪化し手術、入院生活を送る。
22年続いた師弟関係も些細な言葉のすれ違いが原因となり絶縁状態に。
数年後、人づてに師匠の死を知ることに。
また、心を通じた友の2人が続けて亡くなり、私には精神的に辛く、重かった前半の5年でした。
後半の5年は精力的に個展を開いていたことが功を奏し、
2004年聖豊社企画にて日本橋高島屋にて個展、三越本店にて木彫秀作展出品。
2005年ギャラリー玉英企画にてアートフェア東京出品、西武・そごうにて個展。
今も百貨店を中心に作品を発表し続けています。
10年変わらないこともあります。
破門された私を唯一信用して、仕事を送って頂いた社寺建築の英社長。
この会社が普請したお寺の本堂、山門など数多くの建築彫刻・扁額彫刻は今も続けて彫刻させてもらっています。
社長には心から感謝しております。
また、イタリア料理の「タント・タント」、地鶏串焼き「長右衛門」の2店は接客・サービス・メニューなど店の姿勢が変わりません。
良き店です。夫婦で通っています。
私もこの先10年、20年と変わらないでと思っています。
さて、今年第1弾の個展です。よろしくお願い致します。
会場には毎日居ります。
石川時彦木彫展
2009年3月25日(水)〜31日(火)
午前10時〜午後8時(最終日は午後4時にて閉会させて頂きます)
日本橋高島屋6階美術工芸サロン