作品名について

福来
大黒様・えびす様は古くから大衆に信仰されている日本で一番人気の福神さまです。
屋号・商標・絵画そして彫刻。その他いろいろ、知らない人はいません。
先人の作家たちも数多く作品として残してます。この先人たちの作品とは一味違う、個性をだすのが簡単のようでたいへん難しいのです。
そこで私は考えました。福は何処から来るのかと。福はやはり天から降ってくるのだと。
地べたをはって来ないのです。その上私が好きな物を何気なく持っているのです。
作品のえびす様・大黒さまに少し寄って見て下さい。
さて次はどなたが降ってきますやら、お楽しみに。

歳時鬼
日本は古くから生活の中で「感謝」・「祈り」が年中行事として家庭や地域で行われてきました。その中でどなたが観てもすぐわかる行事を作品にしました。
歳時記の記の字を「鬼」に置き換えて作品に一捻り加えています。
どうぞ、小鬼のポーズや持ち物に注目して下さい。

ちょっと独り言

初夏を思わせる、さわやかな晴れの日でした。
紋付き袴すがたの私は、式場の控え室と披露宴の会場となる座敷大広間との間を走り回っていました。
女房は白無垢姿で鎮座したまま動けず、 両家の事からその他いろいろと当日起きた事柄にてんてこ舞いになりながらも式が始まりました。
若気のいたりです。手作りの結婚式にしたいと鎌倉のとある神社にて式をあげ、そのまま境内の大広間にて披露宴を行いました。
仲間達が集まり、当然披露宴はお祭りさわぎになりました。今思えばよくやったなーと思います。
その日の写真を見直すだけで笑えます。たいへん良い思い出になりました。

5月末の一日の出来事から20年たちました。
この日を一緒に過ごした方々の中には、もう会えない方、交流、音信の途絶えた方などなど。
20年はやはり長いです。
そして、不思議です。
ワイン片手に思い出を語り会った記念日の夜でした。

散策

散策その1

奈良は、女房と二人での散策が常でしたが、今回はいつも個展でお世話になっております、ギャラリー玉英の沖田さんと3人で散策です。
写真美術館にて奈良・大和路を撮り続けた入江泰吉の遺作を見学し、日本最古の十二神将に会いに新薬師寺へ、沖田さんに作品の参考にした天平時代創建の本堂屋根の鬼瓦をそっと指さし。
足早に昼時たいへん混む、そば店にてあったかそばを頂き一休み。
静かな散歩道、ささやきのこみちを進み、鮮やかな朱色の社殿の春日大社へ。


鹿やおみやげ店、そして若草山を横目に歩みは三月堂へ、堂内にはなんと国宝・重文の仏像が16体安置されています。散策第一の見せ場です。3人ともただ、言葉なく諸像を見つめるだけの静寂の時を過ごしました。
お水取りで有名な二月堂から奈良市街を一望し、東大寺南大門にて仁王を見上げ、戒壇院では天平彫刻の傑作、国宝四天王像にため息をつき、国立博物館にて奈良の寺に伝わる仏教美術を観賞する。中々中身の濃い一日を過ごしました。

歩き続けたおかげで博物館でのお茶がとても美味しかったです。
お疲れ様でした。


散策その2

日本の美展の翌日、安芸の宮島へ行ってきました。
今回は沖田さんと散策です。広島駅から宮島口まで電車で25分、フェリーで島まで10分。プチ観光のはじまりです。
宮島は松島・天橋立と共に日本三景の一つにあげられます。弘法大師により開かれた霊峰弥山を背景に厳島神社を中心に社寺が点在する「神ノ島」とよばれ、古くから信仰を集めてきましたと、ガイドブックに書かれてあります。

記念撮影の定番スポットから海中に立つ大鳥居を眺め、奇抜で優美な建築の厳島神社を見学。幕末に勝海舟と桂小五郎が和平会談をした大願寺。豊臣秀吉が安置した本尊・波切り不動を祀る大聖院と廻り、千畳閣、五重塔へ至りました。

散策もう一つの目的、穴子丼と焼き牡蠣・・。ビールと食した二品は美味でした。
民芸店で買った色鮮やかな張り子が散策のおにやげになりました。
美味でしたので、あなご弁当を帰路の新幹線でいただきました。


追伸

広島日本の美展にてトークショーしました、多くの方の前で緊張しました。各会場にご来場頂いたみなさまありがとうございました。

稽古

月2回の稽古に通い続けて、1年半が過ぎました。
少年の頃から、映画・テレビの中のヒーローが吹く横笛にあこがれ始めた笛。正座にも慣れました。
吹く曲もはじめは童謡・唱歌と気楽に吹けたのですが、初歩の長唄に入ってからはこれが中々うまくいきません。
仕事疲れの気分転換にと気楽にはじめたのに、息を吹き込み音を出すただの笛が、体調や精神的なもので実に難しいものに変化するのです。肩こり、腱鞘炎などは以ての外です。
今では笛の音を良くするため肉体的、精神的リラックスを勉めています。
でも、稽古で先生の三味線と唄に合わせて音を出す時は、緊張しますが、これが心地よいのです。
では、続きはまた。

四国・徳島へ

初めての四国行きは20年振りの寝台特急を選びました。
ゆっくりのんびり寝て行こうと思ったのですが、なかなか眠りに落ちず、列車は瀬戸大橋を渡り始めました。
ねぼけ眼で見下ろした瀬戸内海の景色は最高でした。
四国へ渡り、高松駅で乗り継ぎの合間にうどんを食べ、徳島駅へ。手荷物を預けいざ鳴門へ。


大鳴門橋から真下に見るうず潮は迫力満点。
しかし、高い所の苦手な私には苛酷な45メートル下の渦の道見学でした。

足の震えが残るまま徳島に戻り、阿波十郎兵衛屋敷へ。
係りの方にゆっくりと阿波人形浄瑠璃の特色を解説していただきました。
ただ、上演を見られなかったのが残念。

夕方、お世話になります、徳島そごう店へ。
夜は美味しい地酒と肴で一杯。長い一日も夢の中へ。

無事終了しました個展の翌日、讃岐のこんぴらさんで知られる琴平へ。
駅からの参道は古い構えのみやげ物屋、旅館などが並び昔ながらの門前町のたたずまいを残してました。
そして、長い長い785段の石段を登り本宮にて、こんぴら参り。

江戸時代には、お伊勢参りと並んで庶民の憧れとなっていました。
展望台より讃岐平野を満喫し、下山。

地ビールとこんぴらうどんを食し、旧金毘羅大芝居の金丸座へ
桟敷、花道、回り舞台、奈落、楽屋、ぶどう棚天井などすべて、昔のまま。
ここで歌舞伎を観られたら感動だとつくづく思いました。

こんぴら参りと金丸座見学に満足して、石段登りの疲れが出はじめた頃には居眠りの中、列車は松山へ。

道後温泉の湯につかり疲れを癒し、美味しい料理とお酒を堪能して、夢の中へ。
次の日は、温泉街でひときわ目立つ木造建築の道後温泉本館、かわいい坊ちゃん列車、正岡子規記念館。ロープウエイで松山城天守閣など、足早な観光をして帰路に着きました。


四国、良かったです。また訪れたいです。

また、個展ご来場のみなさま、ありがとうございました。