太瓶束

以前納めた太瓶束(たいへいづか)ですが組み上げてから違和感があるというので手直しをすることになりました。
施行現場の不安定な足場板の上での仕事は久しぶりです。
太瓶束は屋根の妻(つま)部分にあるものです。足場自体も6m程の高さなので気を使う作業となりました。
数人の宮大工さんがけずる・切る・打つという動の空間の中、黙々と手を進める私は一人静の世界に入り込み無事終了させて帰ってきました。
私は社寺建築の時は周りの人から彫刻屋さんと呼ばれています。
仏像彫刻の時は仏師さん、個展の時は先生と・・・?
仕事によって呼び名は変わりますが、いいものを作るという気持ちは変わりません。

おまけ
庭の草むしりをしていたらふ化したばかりの蝶を見つけました。

安全な場所へ移動させてあげました。